毎年、京都のクリスマスコンサートで演奏できることは大きなたのしみです。
私自身には二つのテーマをもっています。
バッハの音楽と宮本正清の詩を紹介することです。
そして200年前に一台のギターで作曲されたクリスマスの歌
「きよしこのよる」を演奏し、皆さまとともにうたえること、無上の喜びです。
本年はヨーロッパ各地でアランフェス協奏曲と
バッ
ハ・リュート組曲全曲を演奏しました。
クリスマスコンサートでは来年度のアランフェス協奏曲の姉妹曲、ロドリゴの
「ある貴紳のための幻想曲」をチェンバロ伴奏で演奏をし
そしてバッハの組曲をバスリュートで演奏をします。
実況録音より「儚き人生」 ファリァ作曲
塩地加奈子
(Kanako SHIOJI)
1985年生まれ。相愛大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻卒業、奈良教育大学大学院を特別表彰を受けて修了。
「大学推薦新人演奏会」を経て、第2回E・リヒテル国際ピアノコンクール第3位、岐阜国際音楽祭コンクール岐阜市教育委員会賞、
また優れた伴奏ピアニストとして長江杯国際音楽コンクールで優秀伴奏者賞を受賞。
2009年、CD『日本歌曲集全集第3集「中田喜直の歌曲�」』(ファウエム・ミュージック・コーポレーション)に伴奏ピアニストとして起用され発売され
ている。
ピアノを長谷川美穂子、奈良希愛、前田則子各氏に師事。C・シルデ、C・ギエルジョード各氏の公開レッスンを受講。
リュートを西垣正信氏に、声楽を丸谷晶子氏に、チェンバロ・通奏低音を青木好美氏に師事。現在、常磐会短期大学兼 任講師。