2008年夏 後半のほう
スイス 早朝の飛行機でジュネーブ。夜は協奏曲、ある貴紳の幻想曲を弾きました。
無事に弾きました。パーティーは失礼してログ寝をしました。
翌日はジュネーブ近郊のサラ城で昨年にひきつづきリサイタル
ここの騎士の間は響きがとりたててよいわけではないのですが、
不思議な雰囲気があって好きな場所です。
サラ城のための作品を書き初演しました。この依頼は、ぼくの世俗の名誉欲もあって喜んで引き受けました。
この城の展示にはこの城に滞在したひとたちが残していったものがあります。
アインシュタインの手紙とかコルビジュの椅子とか・・・それらの偉人のはしっこにぼくの楽譜を展示してくださる、
というんだもの、すこしの謙遜の気持ちは顕示欲に屈しまして新作を書きました。
下はそれを城主のザリさんに手渡しているところ。
サラの城のために書いた 「サラの城}
そのときのライブ録音。初演なので・・弁解が先にたちますが・・
問題もあります。初演を残しておくことも意義はすこしはあるとおもいますので、
そのままアップしておきます。
来夏はここの大きい広間でアランフェスを弾く約束です。
天気さえよくて、オーケストラが承諾してくれれば、中庭で弾くのもきもちいいだろうな。
このコンサートを終えて帰国しました。いそがしかった、この四日はシャワーもちゃんとできなかった。
四日四回のコンサート場所も遠くて曲目も全部ちがうんだものな・・たのしかったけれど。
そのまま帰国の飛行機に乗ったものだから・・そりゃ、よい匂いでした。
といっても、今回も美味しいものをたくさんいただきました。
下の息抜きパーティーもありましたし。
ミシュラ●の星レストランも七つオヨバレ、下品だけれど、おもいだす料理を羅列すると。
「青ウニ」の野菜テンプラ、南仏料理のベニエなんだけれど、これがめちゃくちゃうまかった。
「赤ろば」のトマトのファルシ、、うう、こんなにうまいトマトって。
メランダはいつものように旨い。
アルジャリのパプリカ焼き、これは完璧やな。ここのオイルのレベルはすごい。
でも結局はいつもの師匠宅のタジンがうまい。なんどもゴチソウになりました。
サビヌの父上の料理、素材も広大な家庭菜園(日本の農家よりもひろい)の
野菜料理、美味しかったです。アリコもオニオンも感嘆しました。ほんとにドイツ文学の先生なのかな?
マントン フーガスもうまくてびっくり
下はサビヌ農園のたまねぎ これとワインだけでもうまい。
。
特筆は・・山の村、ソーズの村営ホテルのまかないのおばさまの料理。
おばちゃんのラタトゥイユをいただいたとき「これ、これ!!」と叫びました。
レストランのそれじゃなくて本当にたべたかったのはこのラタトゥイユでした。
彼女のドーブも是っ絶品でした。毎日このメニュでもぼくは平気です。
下がラタトウイユ名人のおばさん、感謝です。
たくさん働くためのガソリンワインは奮発しました。
ヴィラースューバー サッシさんのワインにロゼがでているんだもの。
薫りも完璧なロゼでした。メランダのあたらしいロゼもすばらしかったけれど。
何本もサッシさんのワインをいただきました。しあわせです。
ここでも特筆は、師匠宅でのこと。師匠がうれしそうにベレの赤を
セラーからもってきました。実のところこの有名なワイン(といっても日本ではほとんど入っていない)
は嫌いではないけれど、価格からしてあまり評価していないのです。で、不審怪訝に見てました。
コルクを抜いて数秒、経験もしたことのない花の香りが立ちました。
これはすごい ベレの1998年の赤は大切にするとこんなすごいモノに化けるんだ。
こんどはベレの赤をたくさん買ってここに溜めておかなくちゃ。。
2008 夏 息抜き?
今回のフランス一ヶ月は実に忙しかった
それでもすこしの息抜きはありました
まずは友人宅ビルフランシュのホームパーチイ
したのサンジャン岬にはロスチャイルドさんの別荘も見えています、
もう九時半ですが 明るいな・。
やっと夕暮れ、バンドも二つはいって、、下のプログレ(死語かな)はおもしろかったな。
革命祭の花火が目の高さにあがってきます。深夜十二時です。
美しい音の花火です。
花火を見ずにおよいでいるやつもいるし・・
飯の仕出しはうえの山のレストラン(二つ星金ヤギ)リラックスできてたのしかったです。